Home GNC Letter(配信ニュース)一覧 iPhone X 発表 ー 2018年以降、スマートフォンはどこに向かうのか?

iPhone X 発表 ー 2018年以降、スマートフォンはどこに向かうのか?

iphoneX
「iPhone X」(画像は米Apple社 ホームページより)
    
  
「iPhone 8 / 8 Plus / X」発表
  
●米Apple社は9月12日、例年恒例となっているiPhone新モデルの発表を行った。「iPhone 8 / 8 Plus」に加えて、10周年モデルとして有機ELディスプレイを搭載した「iPhone X」が発表されている。
  
●発表された内容は事前にリークされていたものと概ね合致しており、また発表後は様々なメディアにおいて既に紹介されているため、ここでは詳しく取り上げない。10nmプロセスを採用して6コアとなったAP「A11 Bionic」のベンチマークスコア(と思われるもの)が、製品発表前から早くも取り沙汰されており、その驚異的なスコアの真偽を確かなものとする実測が待たれる。
    
  
「X」を銘打ったApple、今後の展開は?
  
●今回の発表で注目すべきは、その名称である。有機ELディスプレイ搭載の新モデルの名称については、「iPhone Edition」になるのではという噂もあったものの、結果「iPhone X」が採用されている。読み方は「テン」であり、10周年にちなんだ「10」を意味している。
  
●となれば、2018年以降はどのような名称となるのであろうか。「X(10)」→「9」→「11」という展開は、少し分かりにくい。「9」を永久欠番として「11」から続ける手もあるが、そもそも「Edition」などとしておけばこのような問題は起こり得なかったはずだ。あえて「8」と「10」を同時に発表した理由は何であろうか。
   
●米Apple社はiPhoneシリーズを「X」、あるいは次のモデルで一旦完結させて、新たな製品展開を行う算段なのではないだろうか ー そのようにも思えてしまう。実はiPhone発表と同日、とある報道が流れていた。ただし米Apple社についてのものではない。韓Samsung Electronics社のモバイル事業責任者が、同社イベントにおいて公言した内容についてのものである。
    
  
韓Samsung Electronics社、フォルダブルスマートフォンの2018年発売を計画
  
●これによると、韓Samsung Electronics社は2018年にフォルダブル(折りたたみ)ディスプレイのスマートフォンを発売する予定だという。名称はこれまで噂されていた「Galaxy X」ではなく、「Galaxy Note」の新モデルに位置付けられるとのことである。
  
Samsung_foldable_concept
(画像は韓Samsung Electronics社が2014年に公開した、フォルダブルスマートフォンのコンセプト)
  
●同社が初めてフォルダブル・スマートフォンのプロトタイプを発表したのは2013年に遡る。以降実現に向けて研究開発を重ねてきた。未だ技術的なハードルは高いが、ここにきてようやく製品化が近付いてきた模様だ。あるいは今回の発言は、単にiPhone新モデル発表への牽制に過ぎないのであろうか。
  
●ここ数年、米Apple社に先行する形での韓Samsung Electronics社の製品展開が続いている。韓Samsung Electronics社のフォルダブル・スマートフォンが実現すれば、米Apple社もそれに続く可能性は十分にあるだろう。
  
●事実、米Apple社はフォルダブルに関する特許を取得している。製品化されれば「開けばタブレット、閉じればスマートフォン」のようなものになり、もはや電話としての垣根を遥かに越え、iPhoneの名称は用いられなくなるのではないだろうか。
    
  
大型投資で立ち上がるフレキシブル有機ELディスプレイ生産ライン
  
LG_Flexible
(画像は韓LG Display社が開発した18インチフレキシブル有機ELディスプレイ。同社プレスリリースより)
  
●有機ELディスプレイの最大のポテンシャルは、フレキシブルという点にある。更に透明ディスプレイの開発も進んできた。昨今米Apple社はAR(拡張現実)に力を入れており、新型iPhoneでも大々的にフィーチャーされているが、iPhoneのディスプレイはAR向けとしては小さい。フォルダブルによる大画面化、更に透明ディスプレイともなれば、いよいよARの本領発揮となり得るであろう。
  
●フレキシブル有機ELディスプレイは、技術的な課題はもちろん生産供給体制の確立が重要である。韓LG Display社は2017年7月、2020年までに有機ELディスプレイに1.5兆円を投資すると発表した。プラスチック(フレキシブル)有機ELディスプレイ生産ラインには、5兆ウォン(約5,000億円)が投じられるという。ここに約2,000億〜3,000億円規模の投資を行ったとみられるのが、米Apple社だ。
  
●十年一昔と言われるが、iPhoneが誕生して10年が経過し、スマートフォンにも大きな変化の兆候が見られる。その鍵を握るのが有機ELディスプレイだ。弊社では今後もこの分野において様々な形での情報提供を行っていくので、是非ご注目いただきたい。
1.繊維表面積が大きく、繊維間空隙数の多いナノファイバー繊維注5)(繊維直径700nm)を用いて不織布を作成し、スラリー(研磨剤)の吸込み・付着性を向上させました。ナノファイバーの繊維間で砥粒注6)をキャッチすることで、作用砥粒数が増加し研磨レートが向上しました。またナノファイバーは繊維表面積が大きいことから、大きなゼータ電位注7)をもつため、スラリー中の砥粒の凝集を抑制する効果もあり、表面粗さが向上(ウエハの表面がより滑らかになる)しました。(図1)
2.高硬度樹脂を高密度に含浸する技術を確立しました。含浸させる樹脂として、既存樹脂(ウレタン)を用いた研磨パッドの他、次世代樹脂を用いた研磨パッドも開発しました。 
  
  
  oledeq_banner
  
seminar_banner
  
  
gncletter_banner
  
  
  
最終更新 2017年 9月 14日(木曜日) 16:34  

メール配信ニュース