Home GNC Letter(配信ニュース)一覧 九州大、従来比100倍・30ミリ秒の有機薄膜レーザーの連続発振に成功

九州大、従来比100倍・30ミリ秒の有機薄膜レーザーの連続発振に成功

●九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)の安達千波矢教授らの研究グループは、紫外線励起による有機薄膜レーザーにおいて、30ミリ秒の連続発振時間に成功した。従来比100倍の長時間で、同発表によると世界最長となる。
  
●有機薄膜レーザーは、無機レーザーでは実現が困難な、可視域から赤外域全域にわたる広範囲の波長を任意に発振できるという特徴がある。将来的に光通信やセンシング、ディスプレイといった幅広い新しい分野への応用が期待されている。
  
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●光励起型の有機薄膜レーザーの従来のデバイス構造では、有機分子によるレーザー光の吸収や有機レーザー活性層での熱劣化および光損失が大きく、有機薄膜レーザーの連続発振時間は大きく制限されていた。今回の研究においては、下記の3点の条件を揃えることで30ミリ秒に達する連続レーザー発振に成功したという。
・有機薄膜レーザーの発振を阻害する要因の除去
・熱劣化の抑制
・光共振器構造として最適化を行ったDFB構造の採用
  
●今後同研究チームは、有機分子の励起状態のさらなる学理の解明と共に、電流励起レーザーの実現を目指すとした。
  
(画像は九州大 プレスリリースより)
   
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最終更新 2017年 5月 08日(月曜日) 13:04  

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