Home GNC Letter(配信ニュース)一覧 欧州半導体企業の18年4Q売上高、Infineonは前年比11%増、ST、NXPは一桁

欧州半導体企業の18年4Q売上高、Infineonは前年比11%増、ST、NXPは一桁

●東芝は12月13日、同社のメモリ事業売却に関して係争中となっていた米Western Digital社(以下WD)との和解を発表した。両社は今後、フラッシュメモリ事業に関する協業を一層強化する。
●同合意により東芝メモリとWDは、現在建設中の四日市工場第6製造棟への今後の設備投資を共同で実施すると発表した。東芝が本年10月に公表している投資が含まれる。また両社は、東芝が岩手で建設を計画する新製造棟へのWDの参画に関する最終契約についても、今後協議を進める。
●両社は、フラッシュメモリ事業に関する合弁会社の契約期間を延長する。フラッシュアライアンス社については2029年12月31日まで、フラッシュフォワード社については2027年12月31日まで契約を延長する。フラッシュパートナーズ社については、既に2029年12月31日まで契約が延長されている。
●今回の和解により、東芝メモリの売却に関して全当事者が協調することとなった。東芝は2018年3月末までの売却完了に向けて、引き続き手続きを進める。
欧州の大手半導体企業、独Infineon Technologies、オランダNXP Semiconductors、スイスSTMicroelectronicsは、2018年第4四半期(2018年10〜12月)業績を発表した。同四半期はInfineonでは2019年度第1四半期、NXP、STは2018年度第4四半期にあたる。同四半期の売上高の前年度比は、Infineonは11%増と二桁増を維持したが、NXP、STは一桁成長にとどまった。しかし、利益面では高いレベルを維持している。

●Infineon Technologies
Infineon Technolgiesの2019年度第1四半期業績は、売上高は19億7,000万ユーロで、前年度同期比11.0%増、前期比は3.8%減となった。営業利益は2億5,400万ユーロで、前年度同期比23.3%増、前期比では15.3%減となった。純利益は2億5,400万ユーロで、前年度同期比23.9%増、前期比80.1%増となった。同期設備投資額は4億800万ユーロとなった。
2019年度第2四半期の売上高は前期比±2%を予想している。2019年度通期の売上高は前年度比9%増を予想している。2019年度の設備投資額は15億米ドルを計画、前回計画の16億〜17億米ドルとの計画からは、下方修正となった。投資の中心はオーストリアVillacheの新工場での300mmウェーハ対応クリーンルームの建設に向けられる。
事業分野別の同四半期業績は以下のようになった。
自動車分野(ATV)は、売上高が8億4,600万ユーロで、前年度同期比10%増、前期比では2%減となった。営業利益は1億1,700万ユーロ、前年度同期比14%増、前期比8%減となった。
産業用パワー制御(IPC)分野は、売上高が3億5,200万ユーロで、前年度同期比19%増、前期比2%減。営業利益は6,900万ユーロで、前年度同期比44%増、前期比5%減となった。
パワー管理&汎用(PMM)分野は、売上高が6億1,700万ユーロで、前年同月比13%増、前月比5%減となった。
デジタル・セキュリティ・ソリューション(DSS)分野は、売上高が1億4,900万ユーロで、前年度同期比8%減、前期比9%減となった。
その他(OOS)分野の売上高は600万ユーロで、前年度同期比3倍増、前期からは100万ユーロの増加となった。営業利益は300万ユーロとなった。

●NXP Semiconductors
NXP Semiconductorsは2019年2月6日、2018年度第4四半期(2018年10月〜12月)および2018年度業績を発表した。
同四半期の業績は、売上高が24億300万米ドルで、前年度同期比2.2%減、前期比1.7%減となった。営業利益は2億2,400万米ドルで、前年度同期比6.7%増、前期比は10分の1となったが、前期業績が一時的に大きくなったことによる相対的なもの。純利益は2億7,600万米ドルで、前年度同期比57.8%減、前期比では85%減となった。
事業分野別売上高は自動車分野が9億6,000万米ドルで、前年度同期比1%減、前期比3%減となった。セキュア・コネクテッド・デバイス(SCD)分野の売上高は7億2,900万米ドルで、前年同期比2%減、前期比は2%増となった。セキュア・インターフェース&インフラストラクチャ(SI&I)は4億78,700万米ドルで、前年度比2%減、前期比5%減となった。セキュア認証ソリューション(SIS)分野は前年同期比横ばい、前期比2%減となった。高性能ミクスト・シグナル(HPMS)分野全体では、23億1,200万米ドルで、前年同期比2%減、前期比2%減となった。
2018年度通期業績は、売上高が前年度比1.7%増の94億700万米ドル、営業利益は同28.9%増の27億1,000万米ドル、純利益は同0.3%減の22億800万米ドルとなった。設備投資額は前年度から約6,000万米ドル増加して、6億1,100万米ドルとなった。
事業分野別売上高は、自動車分野が前年度比5%増の39億5,300万米ドル、SCDが同5%増の27億2,300万米ドル、SI&Iは同4%減の17億9,200万米ドル、SISは同6%増の5億5,400万米ドル、HPMS全体では3%増の90億2,200万米ドルとなった。
NXPのRichard Clemmer最高経営責任者(CEO)は次のようにコメントしています。「NXPの2018年度総売上高は自動車分野とセキュア・コネクテッド・デバイス分野が5%を超える成長を示したことから、94億1,000万ドルと前年比で2%増加しました。私たちのチームは革新的なソリューションの強力な展開とお客様の関心というけん引力により、長期的戦略の推進へ注力することを継続しています。しかし、主に中国の車載と産業のエンドマーケットで第1四半期に対する需要が鈍化しました」。

●STMicroelectronics
STMicroelectrronics社は2019年1月24日、2018年度第4四半期および2018年度通期業績を発表した。同期の全社売上高は26億4,800万米ドルで、前年度同期比7.4%増、前期比5.0%増となった。営業利益は4億4,300万米ドルで、前年度同期比7.9%増、前期比11.5%増、純利益は3億800万米ドルで、前年度同期比35.4%増、前期比13.1%増となった。同期設備投資額は2億7,900万米ドルとなった。
事業分野別業績は、自動車&ディスクリート・グループ(ADG)事業は、売上高が9億6,700万米ドルで、前年度同期比17.8%増、前期比7.3%増となった。自動車分野、パワーディスクリートがいずれも二桁増となった。営業利益は前年度比39.0%増の1億4100万米ドルとなった。
アナログ、MEMS&センサ・グループ(AMS)事業は、売上高が9億8,800万米ドルで、前年度同期比9.5%増、前期比9.9%増となった。イメージング関連は二桁増だが、アナログ、MEMS関連は一桁増にとどまった。営業利益は前年同期比7.7%増の2億200万米ドルとなった。
マイクロコントローラ&デジタルICグループ(MDG)事業は、売上高が6億8,900万米ドルで、前年度比6.9%減、前期比4.1%減となった。営業利期は前年度比16.1%減の1億2,200万米ドルとなった。マイクロコントローラ、メモリが前年割れとなったことから、デジタルICの2桁増も及ばず、事業全体では減収減収となった。
2018年度通期業績は、売上高が前年度比15.8%増の96億6,400万米ドル、営業利益は同39.3%増の14億米ドル、純利益は同60.4%増の12億8,700万米ドルとなった。設備投資額は12億6,000万米ドルとなった。
事業分野別業績は以下の通りとなった。ADGは売上高が前年度比16.3%増の35億5,600万米ドル、営業利益は同48.1%増の4億3100万米ドルとなった。AMSは売上高が同19.9%増の31億5,400万米ドル、営業利益は同34.1%増の4億8,800万米ドルとなった。MDGは売上高が同11.1%増の29億4,000万米ドル、営業利益は35.1%増の5億4,700万米ドルとなった。
2019年度第1四半期については、売上高は前期比20.7%減と予想している。2019年度通期の設備投資額は12億〜13億米ドルを計画している。
20190212_china
 banner_20190219seminar

gncletter_banner
  
  
  
最終更新 2019年 2月 08日(金曜日) 16:39  

メール配信ニュース