Home Broadcom、Qualcommに再提案

Broadcom、買収額を引き上げQualcommに再提案

●東芝は12月13日、同社のメモリ事業売却に関して係争中となっていた米Western Digital社(以下WD)との和解を発表した。両社は今後、フラッシュメモリ事業に関する協業を一層強化する。
●同合意により東芝メモリとWDは、現在建設中の四日市工場第6製造棟への今後の設備投資を共同で実施すると発表した。東芝が本年10月に公表している投資が含まれる。また両社は、東芝が岩手で建設を計画する新製造棟へのWDの参画に関する最終契約についても、今後協議を進める。
●両社は、フラッシュメモリ事業に関する合弁会社の契約期間を延長する。フラッシュアライアンス社については2029年12月31日まで、フラッシュフォワード社については2027年12月31日まで契約を延長する。フラッシュパートナーズ社については、既に2029年12月31日まで契約が延長されている。
●今回の和解により、東芝メモリの売却に関して全当事者が協調することとなった。東芝は2018年3月末までの売却完了に向けて、引き続き手続きを進める。
●米Broadcom社は2月5日、米Qualcomm社に対して、買収額を1株あたり70USドルから82USドルに引き上げる再提案を行った。
  
米Broadcom社は2017年11月、米Qualcomm社に対する買収案を発表している。買収額は約1,300億USドル(約14兆1,700億円)が提示されており、その時点で半導体業界の買収案件としては過去最大規模となっていた。ところが米Qualcomm社がこれを拒否したため、以後の進展は見られなかった。
  
●今回米Broadcom社が買収額を1株あたり82USドルに引き上げたことで、買収額は1,500億USドル(約16兆3,500億円)にまで膨らむ可能性がある。米Broadcom社は今回の提案を「最善かつ最終の提案」と位置付けた。
  
●米Qualcomm社もこれを受けてコメントを発表した。今回は即座に拒否することなく、会社及び株主にとって最善の選択を検討するとしている。
  
●なお米Qualcomm社は蘭NXP Semiconductors社(以下NXP)の買収手続きを進めており、現在中国当局の承認を待つのみとなっている。米Broadcom社はNXPの買収に関して、当初の計画通り1株当たり110米ドルで完了するか、買収を取り止めることを条件に付した。NXPの株主が米Qualcomm社に対し1株あたり125USドルへの引き上げを求めており、これに対抗する形となっている。
  
  
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最終更新 2018年 2月 13日(火曜日) 09:42